通称:リオル
本名:エスタリオル=アルク=レヌスベルン |
属性:何を考えているか解りづらい主人公の親友 |
学院の三年生で「デュオ」とは同室、一番の親友と呼べる存在。成績は中の上、性格は一見、生真面目。穏和で周囲を大事にする‥‥のだが、問題児。その理由は偏にその出自───“古き民”であるという点───に尽きる。 |
この世界に於ける“古き民”とは、学院より南の群島にそれぞれ住んでいる“エールフィン”族の事。彼らは文明社会とは若干の温度差を有しており、文化的に様々な相違を持っている。イメージ的には、ルネサンス期のエジプト人みたいなモノ。 |
特徴としてはつり目で肌が浅黒く、身体は大きく、風習で一生切らない長い髪を複雑に編み上げているのが挙げられる。無論“エールフィン”族なので、耳は長く、魔法も得意な者が多い。更に行事や特別な式典などには顔や身体に塗料で彩色を施したりもする。 |
この見た目が特異な「リオル」と行動的な「デュオ」のコンビは学院内でもかなり有名で二人して破った規則は数多い。基本的には「リオル」が発案し「デュオ」が巻き込まれ、罪は「デュオ」がその多くを引き受けるパターン。とはいえ、成果は共有し、罰は連座で受けるので友情に傷は生まれない‥‥と本人は嘯いている。 |
漫才でいうならボケとツッコミの関係。出自は島で一番の魔法使いの家系‥‥と本人は申告しているが、更に何かある印象も。ちなみに“古き民”は自分のフルネームをよほど親しい人物にしか明かさない。「リオル」は幼名であり俗称でもある。 |
リオル 「加えて言うなら寮の同室居住者であり、現時点で最も緊密な生活時間を過ごす関係であるとも言えるだろう。」 |